無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



「玲奈さんに言われるなら、素直に応援しようって思えますけど」

「染野くんに言われると、なんか嫌だよね」

「お前らな……」


一樹くんに付き合っていると言われて、なぜか複雑そうな顔をする二人。

私に言われるならいいのに、一樹くんに言われると嫌なの……?
うーん、よく分かんなくなってきた……っ。

そんな琥珀くんと颯太先輩を見て、一樹くんが怒りをあらわにしている。

それになんだかちょっとハラハラしてしまって。


「今から玲奈とちょっと用事があるので。
さっさとどいてもらっていいですか」

「うわぁ、染野くん独占欲強めー」

「いいじゃないですか。俺たちだって玲奈さんと話したいんですよ」

「だから、玲奈はもう俺の彼女なの。いい加減分かって」


なんか険悪な雰囲気……っ。
見てるこっちが、違う意味でドキドキする……。

一樹くんの目がすごく怖い……っ。
二人に対して、なぜかすごく怒っているのが伝わってくる。