無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



だから、自然と笑顔になって。


「わ、私も話せて嬉しいです……!」

「……やっぱり玲奈ちゃんって罪な女」

「ですよね。分かります」


つ、罪な女……?
ええっと、どうして……っ。

私が驚いて二人を見つめていると、琥珀くんは私と一樹くんを交互に見てから、驚いたように言った。


「もしかして二人、付き合いました?」

「あ……、えっと」


琥珀くんの言葉に、思わず口ごもってしまう。

そんな私に気付いたのか、一樹くんが唐突に口を開いて。


「そうだけど?玲奈はもう俺の彼女なの」

「へ……っ」


またもやあっけなく白状してしまう一樹くんに驚いた。

そういえば、言ってしまったほうが都合がいいとかって、言ってったっけ……。
そこまで考えたところで顔が熱を持ち始めて、思わず目をそらしてしまった。


「うわぁ……。なんか複雑だけど、おめでとうございます」

「だよね。染野くんに言われるとなんか複雑」