優しくて穏やかで、それでいて熱っぽくて、オオカミみたいで。
そんな瞳が、私をとらえて離さない。
ドキドキと、鼓動がどんどん速くなる。
「うん、そうだね。
そうやって、ずっと俺のこと見てて」
「……えっ!?」
「目の前で真っ赤になってる玲奈が、可愛くてたまんないって思ってる」
「な……っ」
一樹くんのセリフに、かああっともっと熱が顔に集まってくる。
何かを言葉にしようと思えば思うほど、私の口から出てくるのは言葉にならないような声になってしまって。
それ以上になんて反応していいか分からなくて、口をぱくぱくさせてばかりだ。
そんな私を見て、一樹くんはふっと笑う。
「うん、本当可愛い」
「やっ、だから……っ」
「……可愛いすぎるんだよ。
ちょっとソファに座って待ってて、玲奈」
「……へっ」
そう言ったかと思えば、一樹くんは私を離して、どこかへ行ってしまって。

