無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



「まぁ、普段は仲がいい方の先輩後輩じゃない?」


「……俺もそう思います」


「……普段は……?」




あれっ、今は違うってこと……?



思わずきょとんとしてしまう。



そんな私を見て、二人は苦笑いをした。




「うーん、玲奈ちゃんが関わってくると、こうなっちゃうっていうか……」


「そうですね……。

あっ、玲奈さんは何も悪くないので心配しないでください」




琥珀くんの言葉に、うんうんと颯太先輩もうなずいている。



私が関わってくると、仲が悪くなる……?



琥珀くんは、私は何も悪くないって言ってくれているけれど、こうなっているのは私のせいってこと……?



心当たりはないけれど……、何かしちゃったのかな。




「な、なんかすみません……」




そう思うと、罪悪感がわいてきて、二人に謝罪をした。




「玲奈ちゃんがあやまることは何もないよ。

ねっ、琥珀」


「はい、そうです。

玲奈さんに悪いことは何もありません!」