無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



「ははっ、玲奈ちゃんは気にしなくて大丈夫だよ。

やっぱり相変わらず可愛いね、玲奈ちゃんは」


「あっ、あの、颯太先輩……っ⁉

お世辞とかは、大丈夫です……!」




恥ずかしくて、颯太先輩にそう訴えたけれど、先輩は小さく笑って。




「お世辞じゃないよ、本気で言ってる。

こんな可愛い子、好きにならないわけないじゃん?」


「す、好き……っ⁉」


「うん。一回告白してるでしょ?」




そ、そんな恥ずかしいこと平気で言います……っ⁉



一度引いたと思った熱が、再び顔に集まる。



そんな私を見て、颯太先輩は少しだけ意地悪く笑った。




「……早く俺のものにならないかな」


「……へっ⁉」




そう言って、颯太先輩は私の頭を優しくなでた。



どくどく、と心臓が音を立てている。




「ちょっと、先輩。

それはダメです、俺不利になるんで」