無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



琥珀くんは颯太先輩を見ると、あからさまに険しい顔をした。



そんな琥珀くんに、颯太先輩も呆れ気味で。




「……颯太先輩、こんにちは!」


「玲奈ちゃん! こんにちは」




とりあえず、なんて思って、私は颯太先輩に頭を下げた。



颯太先輩も、穏やかな笑顔で挨拶を返してくれる。




「先輩、どうしたんですか?」


「あー、玲奈ちゃんと話しに来たんだよ」


「……へっ⁉」




ちょ、ちょっと待って!



琥珀くんも、颯太先輩も……っ?



な、なんで私なんかと……‼




「え……先輩もなんですか」


「あれ、琥珀もだった?」


「先輩、玲奈さんと知り合ったばかりのはずなのに重いですね」


「それを言うなら琥珀もじゃない?」


「いえ、俺は玲奈さんの幼なじみです」




う……、なんか雰囲気がピリピリしてる……。



それに、二人の話している内容がイマイチ理解できない……。