無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



……かわいすぎだろ、本当……。



あー、やっぱり、無理。



これ以上そんなこと言ってると、俺の理性が壊れるぞ、朝倉。




「夢、だった……?

俺とこうやって、登校することが……?」




だけど早とちりじゃいられないと思い、朝倉に確認するためにたずねる。



すると、朝倉は驚いた顔とともに、かああっと顔を真っ赤にした。




「えっ、嘘、私……っ」




口に出してた?



と、朝倉は言った。



……は、なにそれ。



無意識に口に出してたってことは、本心だってことじゃんか……。



鼓動がどんどんと速くなる。



改札を通りながら、朝倉の言葉に「うん」とうなずいた。



俺の言葉にびくん、と肩を震わせた朝倉は、ますます顔を赤くして。




「あっ、えっと、その……っ。

なんていうか、本当に……」




目を泳がせながら必死に弁解をしようとしているみたいだけど、口をぱくぱくさせているばかりだ。