無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



「先輩こそ、玲奈さんに告白したらしいじゃないですか」


「ははっ、知ってるんだ?

そうだよ、俺玲奈ちゃんのこと好きだし」


「ちょっ、颯太先輩……っ⁉」




す、す、好きって……っ!



かああっ、と一気に顔に熱が集まる。



おまけに心拍数も急上昇してしまって。



一回聞いたことあるけれど、やっぱり慣れないよ……‼



口をぱくぱくしている私を見て、颯太先輩はふっとほほ笑んだ。



そして、カウンターから出て、私のそばまで来て。




「真っ赤になっちゃって……、可愛いね」


「……っ⁉」


「さっきも見つめられて、これでも俺、結構余裕ないから。

あんまり煽んない方がいいよ」





と、私にしか聞こえないようなトーンで言ったんだ。



心臓はもちろん、ばくばくと暴れている。



可愛いやら、余裕がないとか……っ。



ううっ……、甘い……っ。