無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



……どうしたんだろう……?



もしかして、体調でも悪いのかな……。




「あの、大丈夫、琥珀くん……?」


「……っ、え」


「顔赤いよ……?

もしかして、体調悪かったのに来てくれたの……?」


「……っ」




大丈夫かな、琥珀くん……。



だけど、私の言葉に、琥珀くんはますます目を泳がせていた。



まるで、何を言ったら分からないというように。



やっぱりどこか、様子がおかしいよ、琥珀くん……。




「あの、玲奈さん」




しばらく間があったあと、琥珀くんが静かに私の名前を呼んだ。



「ん?」と琥珀くんに聞き返す。




「玲奈さんって、彼氏とかいますか?」