無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



……少しだけ、リラックスできるようになったのかな。



この家は俺だけじゃなく、朝倉の家でもあるのだから、朝倉にものんびりと過ごしてほしい。



なんて、俺らしくないことを思った。



朝倉の言葉にうなずいて、二人で夕食の準備を進める。



食器をすべて並べ終えると、斜め向かいの席に腰かけ、「いただきます」とそろって挨拶をしてから箸を手に取った。



そういえば朝倉って、役割を決めるときに、これでもかと思うくらい嬉しそうにしてたな……。



そんなに料理が好きなのか……?



そんなことを思い出しながら、朝倉が作ったハンバーグを小さく切って口に入れる。



俺のその様子を、ドキドキするかのような表情で、朝倉は見つめていた。