無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



「同級生なのに敬語って、なんか変じゃね?」


「う……」




すらすらと出てくる俺の言葉とは裏腹に、言葉を詰まらせる朝倉。



なんとなく朝倉の方を振り向くと、みそ汁をおわんに入れていた手が止まっていた。



……あれ、結構動揺してる?



俺、そんな変なこと言ったか……?



もしかして、触れない方がよかったことだったのか……。




「えっ、い、いいんですかっ?」


「は……?」




そんな俺の思考を裏切るように、朝倉は少し目を輝かせながら言った。



逆に、ダメだと思ってたのか?



朝倉の考えていること、分かんねぇ……。



同級生にはため口って、普通じゃねーの?