理由も全部、朝倉のためじゃなくて俺のためとか、やっぱり俺って情けねぇな……。
そんなことを思ったけれど、今は別にいい。
いつか朝倉のためになったりするのかな。
……いや、ないか。
俺はいつまでも自己中心的な人間だからな……。
思わず、自嘲的な笑みをこぼした。
とりあえず、ちゃんと朝倉と向き合ってみることにする。
赤面した朝倉をみて、心臓が軽く跳ねたことと、その姿を少しでもかわいいと思ってしまった自分は無視して。
*
「染野くん!
ご飯できました……っ!」
エプロン姿の朝倉が、嬉しそうに俺に報告してきた。
小さくガッツポーズをしている。

