無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



少し胸が苦しくなるような……、どこかで感じたことがあるような感覚がした理由はなんだろう。



……ダメだ。



疑問はうまれてくるばかりで、なにひとつ解決には至らない。



やっぱり分からないんだ。



……でも、そんなことより、まずは朝倉にあやまることが第一だ。



俺の感情なんて、そのあと考えればいい。



ベッドから下り、階段を下る。



ちょうど一階に着いたとき、玄関で朝倉の姿を見かけた。



朝倉、と声をかけようとしたけれど、朝倉は素早く玄関の戸を開け、外へ出て行ってしまって。



……間に合わなかったか……。



パジャマで外に出て追いかけるわけにはいかないし、放課後家であやまろう。