無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



な、なんでそんな瞳の色をしているの……。


なんだか少し……、今までより優しい瞳や表情をしているのは、気のせい?


ものの一分もたたないような間に、二度目の戸惑いの感情がうまれる。



「別に、怒ってない。疲れてたんだろ?」

「え……?」



私をねぎらうような優しい言葉。


……やっぱりどこか優しい気がするのは、気のせいじゃ、ない?



「……今朝のこともあったしな。
謝りたいと思ってたんだよ」

「あ……」



寝る前まで、そのことでずっと頭がいっぱいだったのに、私すっかり忘れてた……。


晩ご飯を作っていない方が今の私にとっては問題だったのかな。