無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



私も、本当に琥珀くんかと思うくらいかっこよくなっててびっくりしたもんっ……。



「玲奈……すごいわね……。
学校の王子様のうち二人が玲奈に惚れているもの……」

「ご、ごめん、琴葉ちゃんっ!
なんて言ったの……? 聞こえなかった……」

「ううん、なんでもない」



ふふっ、とどこか不敵な笑みをこぼす琴葉ちゃん。


だけど、その瞳にはどこか切なさもにじんでいる気がして……。


いろんな感情が、混ざり合っている感じ。


琴葉ちゃん……どうしたんだろう……。



「玲奈と佐藤くんって幼なじみだったのね……!
ねえ佐藤くん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

「……何ですか?」