無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



告白、されたんだよね……。


あんなにかっこいい人に……。


なんだか感慨深い。


こんな私が……。



「えっ、本当!?
返事は!? OKした……?」



少し眉を下げて、不安そうに聞く琴葉ちゃん。


私はふるふると首を横に振った。



「う、ううんっ。断っちゃった。
す……、好きな人がいるからって」

「そ、そうなの?
相変わらず好きだねぇ、染野のこと」

「……っ」



からかわないでよ、琴葉ちゃん……っ。


かああっと顔に熱が集まる。


恥ずかしくなって、両手で顔を隠した。


そう、私の好きな人って言うのは染野くん。


中2の頃から、ずっと好き。