無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



「え……?不意打ち……?」



琥珀くんが発した言葉を、ばかみたいに繰り返してしまった。


もちろん、不意打ちという言葉の意味は知っている。


ただ、なぜ琥珀くんが私にこんなことを聞いてくるのかが分からなくて、私の頭の中は困惑と〝?〟でいっぱいになった。


思わず、首をことんと右に傾ける。


すると、そんな私を見て、またもや琥珀くんは私から目をそらしてしまった。



「ほら、今もじゃないですか」

「今も……?」



琥珀くんのさしていることがイマイチよく分からない。


私が、琥珀くんの言葉をオウム返しにしてしまったのがいけなかったのだろうか。