無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



なんだか今日は、全然ダメだなぁ……。


情け、ない。



「……まあでも、お金を落とした張本人が玲奈だから、きっと許されるでしょうね」

「ゆ、許されるわけないよっ。
ただでさえこんなんなのに、たくさんの人に迷惑かけちゃった……」



思わず、しょんぼりとうなだれる。


こんな小さいことで悩んでも、仕方がないとは分かってるけど……。


私が迷惑をかけた事実は、変わらないんだ。


そんな自己嫌悪におちいっていると、突然琴葉ちゃんが、はああっと大きなため息をついた。



「ねえ玲奈。
この学校で一番美少女で、モテる女の子は誰だと思う?」



琴葉ちゃんにそう聞かれて、私は真っ先に二人の人が頭に浮かんだ。