無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



……って、こんなこと言ったらいつも「子供っぽい」だの言われるけど。


それから、他愛のない話をしながら列に並ぶこと数分。


順番が回ってきて、財布を片手に注文をする。



「オムライス1つ、お願いします」

「はい。400円になります」



財布のチャックを開け、小銭を取り出す。


100円玉を4枚、手渡しで渡した。


それから財布をポケットにしまおうとした、そのとき。


チャランチャラン……。



「あ……っ!」



小銭が何枚か、床に落ちる音が聞こえた。


慌てて財布を見る。


あっ……、私、チャック閉め忘れてる……っ!!


だから小銭が落ちちゃったんだ……っ。