無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



ただの事故だし……、誰かに聞かれてたら大変だし……。


でも、それを言うなら、同居って言うのも聞かれたらまずいっ。


あれ、話してもいいかな?


よく分かんなくなってきちゃった……。



「玲奈? どうしたの?」



琴葉ちゃんに声をかけておいたのに、何も言わない私を見て、琴葉ちゃんが不思議そうに声をかける。



「えっ、あ、えっと、ね」



結局、彼との同居の話をしてもいいのか迷ってしまって、私は口をもごもごと動かすだけ。


話したいんだけど……。


食堂に向かってるからか、人がたくさんいるんだよね……。


この中の一人にでも話を聞かれていてしまったら、学校中が大変な騒ぎになるかもしれない、よね。