無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



だけど、これはそもそもの話で、今朝の時点ではお弁当の存在すらすっかり忘れていた。


……情けないなぁ。



「琴葉ちゃぁん……。
一緒に食堂行かない……?」



弱弱しく琴葉ちゃんにお願いをする。


もちろん琴葉ちゃんは、いつも通りお弁当を持ってきているらしい。


どこかの授業の休み時間に、彼女にお弁当を忘れてしまったことは伝えてある。


私の言葉に、琴葉ちゃんは困ったような、呆れたような顔をして。



「……仕方ないなぁ」



と、小さく肩をすくめて言ってくれた。


わああっ、琴葉ちゃん……っ!!


やっぱり持つべきものは親友だよっ!