無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



今から学校に行って授業を受けて、と相当な体力を使うのに、朝ご飯がないのは危機的だ。


体調にまで影響が出ることになる。


それなら、起こしに行った方がいいよね?


……ええいっ、起こしに行こう!


なにか言われても、そのときはそのときだ。


とりあえず、起こしに行こうっ。


リビングの壁掛け時計を確認すると、ちょうど七時五分。


まだ救いようのある時間、だよね。


よし、行こう! 頑張れ私!


意を決して椅子から立ち上がり、染野くんの部屋へと向かう。


言われたことを破ることにはなると思うけど、これも善意だと思えばまだ大丈夫……。


なんて、自意識過剰かなぁ……。