無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



……まあ、呼びに行くかはずいぶん迷ったんだけどね。


話しかけるなって言われているのに、呼びに行くだなんていいのかな、と思ったけれど、


夜ご飯はさすがに食べてもらわないとダメだから、意を決して呼びに行ったんだ。


少し顔をしかめていたけれど……、そこは大目に見なきゃ。


呼びに行った私が悪いことは承知でやったんだもん。


料理が並べられたテーブルの椅子に座りながら、そんなことを考えていた。


朝ご飯は染野くんが来てから食べようと思って、食べずにいる。


……のだけれど。


当の染野くんは、全然起きてこない。


七時半には家を出なくちゃいけないのに、もう七時を回ってしまっている。