無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる



「やばいね、朝倉さん」

「え……っ、えっ?
だから、なにが……」



とろんとした、優しそうなたれ目の瞳が私を見つめる。


そして。



「……可愛すぎる。
まさかここまでとは」



えっ、え……っ!?


可愛い!? わ、私が……っ!?


それに、ここまでってなに……!!


いやいやいやっ。


おかしいよ!!


私なんかに、こんなこと言うのは……っ!


顔に熱が集まっていくのが分かる。


恥ずかしくて、思わず下を向いた。



「ほら、ちょっと可愛いって言われただけで、こんなに赤くなっちゃって。
その全部、たまんないね」