小学三年生の頃から、四年間育ててもらった親はとても怖かった。
 気分が悪ければ私を怒鳴りつけるし、私が自分の子じゃないからかわいくないのはわかるけど、雑用をたくさん押しつけるのは当たり前に、殴られたことも少なくはない。

そんな親から逃げ出して約半年の今日この頃。
 私の人生なんて今思い出しただけでも手が震えるものばかり。

 頼れる人も血のつながった人もいない。
 気がついた頃には一人で生きていた。
 どうせ孤独。でも一人でいて不便なことはない気がする。

 いや今はそんなことより、なんて言い訳をしようか。
 お腹が痛かったのだとでもいって通してもらうか。