「………そう、だな。」 あぁ、 その為に大雅は、携帯電話を持っていたのか、と。 頷きながら、1人、納得していた。 いまいち回らない頭で、その事に思い付かなかった自分自身に呆れるしかない。 「親父に莉茉の事を、隠し通せる訳がない、か。」 ぽちりと、呟く。 ………まぁ、親父に隠すつもりはないが。 遅かれ早かれ、莉茉の事については、直ぐにでも知られるだろう。 なぜなら、親父の情報網はいまだに俺より広く、誰よりも早く的確に手に入れられるんだから。