「暁。」 「何だ?」 こっちは、早く莉茉の所に戻りたいんだよ。 苛つきを抑え、どうにか大雅へと返事を返す。 「今、親父さんがここへ向かってる。」 「………………あ?」 親父が? 逸らしてした視線を、大雅へと戻す。 「………、一応、親父さんに莉茉ちゃんの事を知らせない訳にはいかないだろ?」 ぎこちなきなく、大雅が苦笑いを浮かべた。