「………。」 流れ行く血を見つめる。 擦っても、 濯いでも、こびりついてなかなか取れない。 自分の手に付いた莉茉の血を無理矢理に洗い流す度に、俺の中が冷え込み、何かが失われていく気がした。 「………………殺してやる。」 ふつふと沸き上がる激情。 直ぐにでも、その息の根を止めてやりたくなる。 あの妹を生かしておいたのか、そもそもの間違いだったんだ。 判断を見誤った、俺のミス。 沸き上がるあの女に対する殺意の衝動を押さえながら、紙袋の中から新しい服を取り出した。