「ほら、新しい服を用意したから。」 大雅に押し付けられる紙袋。 「………悪いな、大雅。」 どこかぼんやりとした思考のまま、大雅から押し付けられた紙袋を受け取った。 「さぁ、暁は個室でも借りて着替えてきなよ。」 「………あぁ。」 ここでごねていても、仕方ない。 さっさと着替えて、戻って来るか。 「………分かった、行ってくる。」 大雅から受け取った紙袋を手に、名残惜しく思いながらも着替えに向かう。 ………………俺が個室に入って最初にしたのは、自分の手に付いた莉茉の血を洗う事だった。