「莉茉を連れ出して、お前達はどうしようとしてたんだ?」 「「「………。」」」 「あぁ、答えられない“何か”を、莉茉にしようとしてたのか。」 押し黙る男達の1人の目線に合わせる為、俺はその場にしゃがみ込む。 「ーーーーおい。」 そして、目の前の男の髪を、俺は掴み持ち上げた。 「………っっ、」 その瞬間、歪む男の顔。 それを、冷ややかに見下ろす。 痛みに顔をしかめ、男が唸り声を上げるが、俺が髪を掴む手を緩める事はなかった。