「暁と一緒なら、私は狂う事も怖くないよ。」 何一つ、怖いものなど、ありはしない。 ただ、あるとするなら、貴方を失う事だけ。 私は、それだけに怯えてる。 暁の頭を、そっと抱いて引き寄せて、自分の頬を擦り寄せた。 「好きよ、暁。」 大好きよりも、 もっと、貴方の事を愛してる。 「莉茉?」 抱き込んでいた暁が顔を上げ、私達は見つめ合う。 「愛してる、莉茉。」 「ふふっ、私も。」 何気ない、こんな普通の会話が愛おしくて、なによりも大切なんだと知る。 私は、やっと本当の幸せを得た。