「俺を”男“にするのも、莉茉だけだ。」 「っっ、あ、きら、」 染み渡る、幸福感。 深い愛情を暁から与えられ、翻弄されながら、ただただ、私は幸せだった。 「………お前が愛おし過ぎて、可笑しくなりそうだ。」 切なげな暁の呟きの後に、ちくりと痛む首筋。 また、赤い華の証を付けられだと知る。 「………、なって?」 「莉茉?」 「もっと、私で可笑しくなってよ。」 沸き上がる、この感情は、何なのか。 苦しくて。 胸が、酷く痛い。