「莉茉が俺を、夢中にさせるからだろ?」 楽しげに口角を上げた暁が、妖艶に微笑む。 「………、お、きてたの?」 「あぁ。」 「っっ、意地悪っ!」 酷いよ。 寝たふりしてたなんて。 暁に、ジト目を向ける。 「ふっ、莉茉から口付けてくれるのを、俺は待ってたんだぞ?」 「し、しないよ!」 ふいっと、暁から顔を背けた。