「だから、暁?」 「うん?」 「もう、他の女性に触らせもしないでね?」 きっと、こんな自分は、狂ってる。 でも、今の私には関係がない。 暁を、誰か他の女性に触られる方が嫌だから。 彼女達に向かい伸ばされた手を見た時の、目の前が真っ赤になるほどの、あの激情。 きっと、それは。 「………暁に触れて良いのは、私だけだよ。」 強い独占欲だった。 あの時。 あの瞬間。 私の中で眠っていた闇は、心を真っ黒に染め上げた。