「………暁…。」 莉茉が目を見開く。 それすら反応が出来ず、俺の頭を占めるのは。 ーーーー怒り、だった。 誰のものに、手を出そうとしているのか。 沸き上がる、怒気。 「………おい。」 自然と、平淡な声が出る。 顔も、一切の表情が掻き消えて、無表情になっている事だろう。 その自覚はある。 でも、目の前の女達が悪い。 俺の何よりも大切な存在の、莉茉を傷付けようとしたのだから。