寵愛の姫 Ⅳ  【完結】



「ふん、あんた達は、ただ私の言う事だけ聞いていれば良いのよ。」

「「っっ、」」



鼻を鳴らす彼女に、2人の顔が歪んだ。










何で、ここまで言えるんだろうか?









苦しい。






ムカシノジフンヲミテイルミタイデ



「あら、何か私に言いたい事でもあるの?」



顔を歪ませた彼女を気に食わないのか、不愉快そうに容子の眉が跳ね上げる。


「「………。」」



じっと、顔を俯かせる2人。






屈辱感からか、その身を震わせながら。



「………、失礼します。」


直感的に、容子と呼ばれた彼女にこのまま関わりたくないと思ったの。






だから、ぺこりと頭を軽く下げ、私は3人の横を通り抜けようとした。