「さて、会場に戻らないと。」 1人、気合いを入れて。 化粧室の少し離れた場所に、高崎の組員さん達が私を待っているはずだ。 そろそろ、戻らなければ。 乱れのチェックを終えた私は、バッグを持ち直し、歩き出す。 その瞬間。 「絶対に、許せないっ!」 そんな声が、私の足を止めた。 「………。」 嫌な予感。 警鐘が鳴り響く。 きっと、良くない事が起きるら、 ………そんな気がした。