「暁もパーティーは苦手?」 「あぁ。」 莉茉が隣にいなければ、直ぐに帰っていた。 「まぁ、こんなに沢山の人に挨拶してるから、凄く大変だもんね?」 「まぁな。」 「ふふっ、」 俺の頷きに、莉茉が控え目に笑う。 「早く家に帰って、落ち着きたいよね?」 「あー、それもあるが…。」 「うん?」 「………。」 言葉を濁す俺を、不思議そうな目で見上げる莉茉には、言えない。 ーーーこのまま、部屋に連れ去りたいんだとは。 沸き上がる莉茉への欲情を必死に押さえ、挨拶に来る来客達への対応に追われた。