「莉茉?」 現に今も、莉茉ちゃんの耳元で何かを呟いた暁は、満面の笑みを浮かべている。 さっきの頼さんとのやり取りの間の、あの不機嫌さはどこへやら。 囁いている内容は聞こえないけれど、莉茉ちゃんが真っ赤になった所を見ると、卑猥な事なんだろう。 「………全く、そんな所も頼さんに似たんだから。」 じとりとした目を向ける。 頼さんに、そこは似なくても良い所なのに。 「本当、似たもの親子なのねぇ。」 「っ、美夜!?」 ぽつりと呟いた私に、隣に座る頼さんが焦ったように声を上げた。