ざあざあと、雨が降る。 まるで、子守唄。 静かな室内で、朔くんの胸から聞こえる心音と、雨の降る音に、うとうとと、微睡む。 この、優しい腕の中が、今の私の安らげる場所。 「………神無?」 「うん?」 「俺も、雨は嫌いじゃないよ。」 「………どうして?」 凭れていた頭を持ち上げて、朔くんの顔を仰ぎ見る。 そんな私を、優しい眼差しが見下ろしていた。