「………。」 無言の暁が怖い。 お父さん、お母さん。 お願い、気が付いて!! ひしひしと突き刺さる、暁の怒りのオーラが私の肌に痛いんです。 「………………おい、誰が莉茉を連れて行かせるって言った?」 低い、暁の声。 「「………。」」 ぴたりと、和気あいあいとしていたお父さんとお母さんの会話が途切れる。 「何だ、莉茉さんを連れ出すのに、わざわざ暁の許可がいるのか?」 「あ?当たり前だろ?」 お父さんの問いに、暁が鼻で笑う。