「暁、嬉しいね?」 「そうだな。」 こうやって、誰かに祝られるのも、悪くない。 他の奴等は、打算や計算された“顔”しか、俺達にはしないからな。 莉茉も、分かっているのだろう。 香川が、本心から俺達を祝っている事を。 「………、なぁ、莉茉。」 「うん?」 「俺に、褒美をくれ。」 ふと、思い付いた妙案。 後でなら、たっぷりと、俺は莉茉を堪能して良いんだよな? どうせ、このホテルの部屋は、高崎が押さえているはずだしな。 「褒美?」 不思議そうに首を傾げる莉茉に、俺はゆるりと口角を上げた。