「………神無?」 ずっと黙ったままの私の顔を、不思議そうな表情を浮かべた朔くんが覗き込む。 「大丈夫、か?」 「あ、うん。」 ………………あぁ、心配を掛けてしまった。 苦笑混じりの笑みが零れ落ちる。 「ごめんね、なんだか、ぼーとしちゃってた。」 「………何か、考え事?」 「………、う、ん、そうなのかな?」 分からない。 自分の事なのに、何1つ。 「…………ただ、雨のせいかな?」 「うん?」 「何だか、胸がざわつくの。」 言い様のない、この私の気持ちは、何なのか。