「………………あ、雨…。」 「ん?」 ぽつりと呟いた私の視線の先に、同じように朔くんの目も向けられる。 そして、微かに笑った。 「ーーーーあぁ、やっぱり降り始めか。」 「うん、急に天気が悪くなってきてたもんね。」 ちょっと、残念。 朔くんに頷いた後、じっと窓の外を眺める。 仄かに、雨の匂いが香った。