「………神無。」 「うん?」 「今日、神無のマンションに泊まって良い?」 そっと、神無の頬を撫でれば、朱に染まる。 沈黙は、一瞬。 「………、良い、よ。」 恥ずかしそうに小さく呟いた神無に、俺の口角が、ゆるりと上がった。 「もしかして、神無、期待してる?」 さっきの、お仕置きを仄めかせた事を。 ただ、兄貴を見つめる神無を、苛めただけなのに。 「ねぇ、神無、期待したの?」 ふふっ、 なら、神無の、その期待に応えなくちゃ、ね? 「っっ、」 動揺した神無が、目を泳がせた。