「それと。」 「うん?」 「神無、そんなに心配しなくても、莉茉さんなら大丈夫だよ。」 「大丈夫?」 不思議そうな顔を上げた神無に、俺は微笑む。 「そう、彼女の事は必ず兄貴が幸せにするからね。」 確信がある。 あの兄貴が、莉茉さんを傷付けたり、ましてや、悲しませる訳がない。 全身全霊で、愛し抜く。 惜しみ無い、愛情を莉茉さんに捧げて。 きっと、兄貴なら。 「ふふっ、そうだね?」 屈託なく、嬉しそうに笑う神無に、俺は目を細めた。