「………………え?」 思わぬセリフに、目を見張る。 過去を? でも、それは…。 「………私達が聞いて、良いの?」 「うん、2人だから、聞いて欲しいの。」 穏やかな顔で微笑む莉茉。 その瞳の奥に、私達に対する信頼が垣間見えた。 「気持ちの良い話ではないだろうけど…。」 お兄さんの肩に凭れ掛かりながら、ぽつりぽつりと語り始めた。 自分の過去を。 「っっ、」 それは、想像していたものより、目を覆いたくなるほど、辛く悲しい現実で。 私の目から、涙が零れ落ちた。