「いらっしゃい、2人共。」 インターホンを鳴らした後に、笑顔でドアを開けた莉茉が私と朔くんを出迎える。 その姿にほっと、するのは。 ーーーーあの、1週間の莉茉を見ているからで。 胸が潰されるような。 切なさを伴った、1週間だった。 「莉茉、身体は平気?」 「うん、平気だよ。」 問い掛けた私に、にっこりと莉茉が微笑む。 屈託なく。 心からの、笑み。 「神無、心配してくれて、ありがとう。」 「うん。」 「さ、どうぞ、上がって?」 柔らかく微笑んだままの莉茉が、私と朔くんを室内へと促した。