「茉莉、私は貴方の事を憎んでる。」 悲しかった。 苦しかったよ。 ーーーー地獄だったの。 あの頃を思い浮かべると、今も傷が疼く。 「正直、茉莉に会うのも、苦痛だよ?」 簡単に許せる訳がない。 笑って。 無邪気に大丈夫なんて、今は言えない。 「身体が震えそうになるの。」 心に受けた傷は、直ぐには治らないんだ。 ………暁の愛情に、支えられても。 「でもね?」 自分の顔に、笑みが浮かんだ。