………………チッ。 本当に、忌々しい女だ。 簡単に、莉茉の感心を集めるんだからな。 「………、だから、茉莉は私を憎んでいたの?」 「………莉茉…。」 震える莉茉の身体を、抱き締める。 悲しいと。 切ないのだと、小さく華奢な、その莉茉の背中が悲痛に泣いていた。 「莉茉、言っただろ?」 「………うん?」 「妹が、弱かったんだって。」 莉茉は、悪くない。 何一つ。 真実を知って、勝手に壊れたのは、妹だ。 莉茉と分かり合える事だって出来たはずなのに、それをしなかった、あの女が悪い。